おぼほし(読み)オボホシ

デジタル大辞泉 「おぼほし」の意味・読み・例文・類語

おぼほ・し

[形シク]《「おほほし」「おぼぼし」とも》
おぼろげである。ぼんやりしている。
雲間よりさ渡る月の―・しく相見し児らを見むよしもがも」〈・二四五〇〉
心が沈んで晴れない。
玉桙たまほこの道だに知らず―・しく待ちか恋ふらむしき妻らは」〈・二二〇〉
愚かである。
「はしきやしおきなの歌に―・しきここのの児らやかまけて居らむ」〈・三七九四〉
[補説]一説に、「おぼおぼし」の音変化とも。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android