…13世紀ころからは地域ごとに異なる言語や文化が発達し,それぞれの舞踊の理論書や指南書が書かれた。この時代の舞踊は基本的には《ナーティヤ・シャーストラ》によりながら,他方,地域様式を成立させ,この地域様式が現在のバーラタ・ナティヤム,カタカリ,マニプリManipuri,オリッシOrissi,カタックなどの芸術舞踊へと発展していった。11世紀から12世紀ころまでは,シバ神を題材としたものが多かったが,ジャヤデーバによりクリシュナ神の物語《ギータゴービンダ》が書かれた後は,ビシュヌ神やその化身であるクリシュナ神を扱ったものが多くなる。…
※「オリッシ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」