そろ

精選版 日本国語大辞典 「そろ」の意味・読み・例文・類語

そろ

  1. 〘 名詞 〙
  2. 京都祇園で、目高(めだか)をいう。〔随筆羇旅漫録(1802)〕
  3. ( 「ぞろ」とも ) カルタ賭博(とばく)で、役になる数札または絵札所定枚数だけそろうこと。
    1. [初出の実例]「おこしぞへにも女共、〈略〉四そろ、花ぞろ、きりばね、つんばね、二役三役、ゑがつく徳つく色がつく」(出典:浄瑠璃・雪女五枚羽子板(1708)もんさく系図)

そろ

  1. 〘 名詞 〙 植物いぬしで(犬四手)」の異名
    1. [初出の実例]「杪一丈にあまり、木理いと美しくて、鉄刀樹(たがやさん)めきたるありその名を問給へば、『そろと申す樹也』と答ふ」(出典読本椿説弓張月(1807‐11)後)

そろ

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる ) ゆっくりと、しずかなさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「手をそとひくといへる〈略〉そろを反せばそ也、そろとひけと也。そろそろとひく義なるべし」(出典:名語記(1275)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「そろ」の意味・わかりやすい解説

ソロ(単独)
そろ
solo イタリア語

単独に」の意味で、音楽では独唱独奏バレエでは1人の踊りをさす。音楽の場合、伴奏があってもなくても、中心奏者や唱者が単独のときにはソロという。管弦楽曲合唱曲でも、単独ないし数人の特定楽器奏者や特定パート唱者に比重が置かれる場合、また、協奏曲の独奏部にもこの名称が与えられる。通奏低音において、鍵盤(けんばん)楽器の奏者が和音をつけずに低音だけを奏する場合、タスト・ソロtasto soloイタリアという。

[柴田典子]


ソロ(インドネシア)
そろ
Solo

インドネシア、ジャワ島中部の古都スラカルタの別称。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「そろ」の意味・わかりやすい解説

ソロ

スラカルタ」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android