カナガワピテクス

最新 地学事典 「カナガワピテクス」の解説

カナガワピテクス

学◆Kanagawapithecus

霊長目オナガザル科コロブス亜科の属。種小名leptopostorbitalis。1991年,神奈川県愛川町の鮮新統上部(約3Ma)から雄の頭骨1標本が発掘された。眼窩(がんか)間が幅広い点などから,日本で唯一のコロブス亜科ドリコピテクス属の新亜属として2005年に記載報告。2012年X線CTで,頭骨内部に,アフリカのコロブス類化石に有り,欧州のドリコピテクスやアジアのコロブス類に無い,上顎洞が見出され,属に格上げされた。アフリカで出現したコロブス類が,オナガザル類よりも早い時期にユーラシア大陸の東端まで到達した仲間とみられる。参考文献:T. Nishimura et al.(2012) Journal of Human Evolution.62:548

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