くしゃり

精選版 日本国語大辞典 「くしゃり」の意味・読み・例文・類語

くしゃり

〘副〙 (多く「と」を伴って用いる)
① 柔らかいものが、つぶれこわれるさま、また、その音を表わす語。
※門(1910)〈夏目漱石〉四「くしゃり麦藁帽を踏み潰して仕舞った」
② つぶれたり、たたまれたりしてしわだらけになるさまを表わす語。
二百十日(1906)〈夏目漱石〉二「圭さんの太い眉がくしゃりと寄って来る」

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