クロイボゴケ(その他表記)Lecanora atra

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クロイボゴケ」の意味・わかりやすい解説

クロイボゴケ
Lecanora atra

固着地衣類の1種。全世界にわたってみられ,樹上,まれには岩上に生じ,かさぶたのような形をしている。大きなものは,径 7cmに及ぶ。灰白色で,細かなひび割れのような形の溝ができる。しばしば黒褐色で平らな形の子実体を生じるが,やや頭状になり,中に円筒形ないし棍棒形の子嚢があり,8個ずつの子嚢胞子を生じる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android