コンテイジョン(読み)こんていじょん(その他表記)Contagion

知恵蔵mini 「コンテイジョン」の解説

コンテイジョン

2011年に公開された米国映画。未知の致死性ウイルスが世界中に拡散し、社会が混乱に陥る様子や、米国疾病予防管理センター(CDC)、世界保健機関(WHO)など関係機関で働く人々の奮闘が描かれている。グウィネス・パルトロウ演じる米国人女性が香港出張から戻ると、急激な体調悪化ののち原因不明の急死を遂げる。同様の事例が世界各国で多発する中、CDCに所属する医師が感染の発生源を突き止めかけるが、自ら感染して死んでしまう。ウイルスが広がるにつれ、シカゴミネアポリス封鎖デマを広めるジャーナリストも登場し、市街では強奪などが横行して人々はパニックとなる。科学的な考証に基づいたリアルな内容で、20年に新型コロナウイルスの感染が拡大した際に再注目されることとなった。コンテイジョンは、英語で「伝染病」や「感染」の意味。監督はスティーブン・ソダーバーグ。出演は、マット・デイモン、ケイト・ウィンスレット、ローレンス・フィッシュバーン、ジュード・ロウほか。

(2020-4-16)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む