シュムプレガデス岩(読み)シュムプレガデスいわ(その他表記)Symplēgades

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シュムプレガデス岩」の意味・わかりやすい解説

シュムプレガデス岩
シュムプレガデスいわ
Symplēgades

ギリシア神話の「打合いの岩」のことで,アルゴナウテスたちの遠征航海に立ちはだかった,2つの大岩がぶつかり合う海の難所。予言者フィネウスの助言を得て,彼らはまずはとを2つの大岩の間へ飛ばして,はとが通り抜けたのを見定めたのち,力いっぱい船を漕ぎ,間一髪の差で通過することができた。そのとき大岩は激しく打合ったため,くっついてしまい,2度と打合うことができなくなったという。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む