ジュリー(読み)じゅりー(その他表記)Jury

デジタル大辞泉 「ジュリー」の意味・読み・例文・類語

ジュリー(jury)

陪審。また、審判員団。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

知恵蔵mini 「ジュリー」の解説

ジュリー

柔道の大会において、2007年より導入された審判制度により新たに加えられた審判委員のことをいう(バレーボールスキー競技における最高責任者もジュリーと呼ばれる)。柔道では、従来は主審1人、副審2人でのみ判定していたが、00年のシドニー五輪100キロ超級決勝で篠原信一に下された判定問題を機に、大きな大会では3人のジュリーが置かれるようになっている。彼らは、技の有効性を見極め、審判の判断を補助する役割をもち、ビデオで検証するなど、微妙な局面意義を発揮する。しかし、ロンドン五輪の柔道男子66キロ級の試合にて、主審ら3人の勝敗の審判がジュリーによって覆されるという事態が生じ、権限が大きくなりすぎていると、そのあり方を巡る議論が起こった。

(2012-07-31)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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