デジタル大辞泉 「スプーフィング」の意味・読み・例文・類語 スプーフィング(spoofing) 《spoofは、だます、かつぐ、の意》⇒成り済まし2 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
知恵蔵 「スプーフィング」の解説 スプーフィング 他人のふりをしてインターネット上で活動する、なりすまし行為のこと。他人の個人情報を盗み、本人のふりをして悪事を働き、本人の立場を危うくする行為の総称。 スプーフィングのための重要な個人情報として、クレジットカード番号や銀行口座番号、サイトやサーバーのIDやパスワードなどがあげられる。これらの個人情報は、磁気カード情報だけ抜き取るスキミングや、IDやパスワードを盗み見るなどの直接的な方法で盗まれる場合もあるが、インターネット上では、フィッシングサイトやスパイウエア、マルウエアの使用、管理会社を装った詐欺メールなどによって盗まれることが多い。これらネットワークを通じて不正に情報を入手することは、不正アクセス禁止法に抵触することは言うまでもない。 手に入れた個人情報を使えば簡単に本人になりすますことができる。ブログやソーシャルネットワークサービス(SNS)への書き込み、掲示板への投稿、ネット通販の利用など、なりすましの手口は枚挙にいとまがない。 他人になりすますスプーフィングは上記のような個人への攻撃以外にも存在する。第三者に偽装したメールアドレスを使って大量の迷惑メール(spam)やウイルスを送信するメールスプーフィングはその代表例。また、DNSスプーフィング、IPスプーフィング、AROスプーフィングなど、高度な技術を持ったハッカーが行うスプーフィングは、サーバーへの攻撃や侵入などに応用され、インターネット社会の脅威となっている。 (佐橋慶信 ライター / 2011年) 出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報 Sponserd by