知恵蔵mini 「スポッター」の解説 スポッター 米国やカナダで導入されている、気象観測に関するボランティア制度。1950~60年代に米国の気象庁が利用を開始し、1970年に組織化された。スポッターと呼ばれるボランティアが、竜巻や激しい降雨・降雪といった特異な気象現象の兆候・発生に関する目視情報を、地方気象台や危機管理機関に無償で通報する。スポッターからの情報は他の観測データと合わせ、注意情報発表の判断に役立てられる。スポッターは18歳以上であることを条件に民間から募集され、特異な気象現象に関する訓練を受けた上で、地域の気象台に登録される。スポッターの質を維持するために、気象台が毎年研修を実施している。2014年2月、日本での同制度の導入が14年度にも予定されていると報じられた。 (2014-2-26) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報