トリフラート

化学辞典 第2版 「トリフラート」の解説

トリフラート
トリフラート
triflate

CF3SO2OR.トリフルオロメタンスルホン酸エステル(trifluoromethanesulfonic ester)の略称.トリフルオロメタンスルホン酸アニオンは,F原子3個の電子吸引性による安定な脱離基なので,Rカチオンにより芳香族環アルキル化できる.トシルエステルよりはるかに容易に,ハロゲンイオン,アジドイオン,チオシアナートなどで置換できる.また,不安定なカチオンを捕そくして安定なイオン対を形成するという特徴がある.エチルエステル:沸点115 ℃.[CAS 425-72-2],ブチルエステル:沸点48~50 ℃(1.9 kPa).[CAS 75618-25-6].フェニルエステル:沸点62 ℃(1.7 kPa).[CAS 17763-67-6]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む