ナイトロミン(その他表記)nitromin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ナイトロミン」の意味・わかりやすい解説

ナイトロミン
nitromin

ナイトロジェン・マスタード同族体。 1949年に薬学者石館守三,病理学者吉田富三らが発表した。ナイトロジェン・マスタードより毒性は弱く,白血病,ホジキン病,リンパ肉腫などの治療に用いられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のナイトロミンの言及

【制癌薬】より

…アルキル化剤は合成制癌薬としては最も早くから科学的,系統的に研究されたもので,1940~50年代にかけて開発されている。日本でも50年代に石館守三,吉田富三らの協力でナイトロジェンマスタード‐N‐オキシド(商品名ナイトロミン。以下かっこ内は商品名を指す)が生まれた。…

※「ナイトロミン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む