ナガイトカケ(英語表記)Amaea magnifica

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ナガイトカケ」の意味・わかりやすい解説

ナガイトカケ
Amaea magnifica

軟体動物門腹足綱イトカケガイ科。殻高 10cm,殻径 4cm。殻は白色,高円錐形で薄く,螺層は 12階でふくらみ,縫合は明らかである。殻表には 17条内外の細い螺肋があり,これと成長肋が交わって細かい布目彫刻になるが,成長肋はところどころで多少強くなり,ときに縦張肋状になる。体層は小さく殻高の約3分の1で,殻底に弱い底盤がある。殻口は卵円形。ふたは淡黄色で薄く少旋型。房総半島以南,東南アジア水深 50~200mの砂泥底にすむ。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android