Néel point
反強磁性体が常磁性状態に転移する温度。ネール温度(Néel temper-ature)とも。ふつう,弱い磁場中では,磁化率はこの温度付近で最大値を示す。反強磁性体に関する理論は,1932年にフランスのL.Néelによって提唱された。
執筆者:中井 睦美
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
「ネール温度」のページをご覧ください。
…なお,強誘電体が常誘電体に転移する温度もキュリー温度と呼ばれる。また一時期,反強磁性体,フェリ磁性体が常磁性体に転移する温度などもキュリー温度と呼ばれたが,こちらは現在ではその研究を行ったL.ネールにちなみ,ネール温度またはネール点と呼ばれる。(2)きわめて低い温度領域では,温度を測定すること自体が実際上の大きな問題点であり,適当な常磁性物質を温度計として採用し,その磁化率が絶対温度に反比例するというキュリーの法則に厳密に従うとして,測定された磁化率から温度を定めるという方法が行われる。…
※「ネール点」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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