最新 地学事典 「ノーマル・ムーブアウト」の解説
ノーマル・ムーブアウト
normal moveout
地震探査反射法で爆破点と受振点が距離dだけ隔たるとき,その中央の点で爆破と受振を行ったとき等価になる補正量ΔTdのこと。NMO(ノモ)と略称することがある。速度Vが一定の水平な反射面のとき,NMOはΔTd=d2/2TV2(近似式)になる。速度が深さzに対してV=V0+kzなら,ΔTd=kd2/2V2(ekT-1)となる。NMOは走時Tとともに変わるので動補正ということもある。記録断面をつくるにはNMOを行うのが普通で,重合法ではNMOを行った後でないと重合できない。正しい速度分布がわからないと正確なNMOはできない。
執筆者:中条 純輔
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

