世界大百科事典(旧版)内のバチェラー,Joyの言及
【アニメーション映画】より
…また,〈何も固有のスタイルにとらわれることはない。その作品のテーマに応じて選択すればよいのだ〉というジョン・ハラスとその夫人のジョイ・バチェラーが,ジョージ・オーウェルの風刺小説をアニメ化した《動物農場》(1954),UPA出身のカナダ人リチャード・ウィリアムズ(のちにブレーク・エドワーズ監督の劇映画《ピンク・パンサー》シリーズのタイトル・アニメを手がける)が,イギリスに定住して3年がかりで作った中編《小さな島》(1958),ザ・ビートルズを漫画的キャラクターおよび声の出演で登場させたポップ・アート的なジョージ・ダニングの《イェロー・サブマリン》(1967)などがあり,その後もディズニー漫画の動物キャラクターとは異なる,〈絵本的な〉イメージによるマーティン・ローゼンの《ウォーターシップダウンのうさぎたち》(1978)等々の劇場用長編アニメの成功作がある。
[社会主義国]
ソ連,ポーランド,チェコスロバキア,ユーゴスラビア,ハンガリー,ルーマニア,ブルガリア,東ドイツ,中国などの社会主義国では,国営スタジオをもち,国民の思想教育,児童の情操教育を前提として製作を続けてきた。…
※「バチェラー,Joy」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」