バッファーオーバーフロー(その他表記)buffer overflow

デジタル大辞泉 の解説

バッファー‐オーバーフロー(buffer overflow)

コンピューターアプリケーションソフトにおける代表的なセキュリティーホールの一。アプリケーションが確保したメモリー領域を大きく上回るデータ入力された際に生じる不具合。また、この不具合を悪用してコンピューターに不正にアクセスすること。バッファーオーバーラン

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ASCII.jpデジタル用語辞典 の解説

バッファー・オーバーフロー

データをバッファー領域に書き込む際に、バッファー容量からあふれたデータがそのまま破棄されたり、あらかじめ定められた領域を超えて記録されてしまったりすること。セキュリティーにおけるバッファー・オーバーフロー攻撃は、プログラムが想定しているメモリー領域を超えるような入力をクラッカーが意図的に行い、ソフトウェア強制終了させたり、システムをダウンさせたりする攻撃をいう。バッファーの領域があふれたときにクラッカーが送り込んだ悪意のあるコードを実行し、管理者権限の乗っ取りやシステムをクラッシュさせることもある。また、システムのセキュリティーホールを突いたバッファー・オーバーフロー攻撃も多い。

バッファーオーバーフロー

データをバッファー領域に書き込む際に、はみ出したデータがそのまま破棄されたり、あらかじめ定められた領域を超えて記録されてしまったりすること。ソフトウェアのセキュリティ問題としてあげられるバッファーオーバーフロー攻撃には、バッファーオーバーフローを起こさせてソフトウェアを強制終了させたり、定められたバッファーの領域を超えて記録される現象を悪用して、別のソフトウェアを実行させたりするものがある。

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