…60年代,革新ムードがアメリカを覆う中で,フォーク・ソングはおおいにもてはやされ,プロテスト・ソングの伝統を継ぐシーガーやボブ・ディランから,かなり商業主義の色彩の強いものまで,それぞれに人気を集めたが,60年代の後半に徐々に変質し,一部はロックに合流し,一部は衰退していった。 日本でも64年ころからキングストン・トリオなどを模倣した学生グループが現れ,マイク真木の《バラが咲いた》(1966。浜口庫之助作詞・作曲)のヒットを生み,70年代のいわゆる〈ニューミュージック〉へとつながっている。…
※「バラが咲いた」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」