…まずマイクロホンからの信号は一般にレベルが低いのでそれぞれアンプで増幅し,他のテープ再生機などからの入力信号と同等のレベルにする。これらは必要に応じて,周波数特性を変えて音色を加工,調整するためのイコライザーを通し,レベル調整のための減衰器(フェーダーと呼ばれる)を経て出力チャンネルの選択回路または音像定位回路に入る。それぞれの入力信号はここでどの出力チャンネルに出ていくか,あるいはステレオの音像の定位方向を決められた後,出力チャンネルごとに混合され,最終的な信号のレベルを調整する出力フェーダーやアンプを経て送り出される。…
※「フェーダー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」