デジタル大辞泉
「出力」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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しゅつ‐りょく【出力】
- 〘 名詞 〙
- ① 入力を受けた機械・機構が、それによって働いて、仕事として外部へ出すことのできる能力。発電機、発動機、増幅器などではワット・馬力で表わす。
- [初出の実例]「水力電気の渇水による出力減少と」(出典:経済実相報告書(1947)二)
- ② 入力を受けた機械、機構が、それによって働いて外部に放出する結果。たとえば、データとプログラムを受けたコンピュータが放出する計算結果など。アウトプット。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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知恵蔵
「出力」の解説
出力(原子炉の)
熱出力と電気出力の2種類ある。熱出力は、単位時間当たりの原子炉の発熱量。電気出力は、この熱エネルギーによってできた蒸気がタービンを回して生じる電力。電気出力の熱出力に対する割合が熱効率(%)。熱出力を一定にして運転した場合、タービン入り口の蒸気圧力は季節に影響されず一定になるが、タービン出口側にある復水器内の圧力は夏に比べ冬は下がる(海水温度の低下による)。タービン入り口と出口の圧力差がより大きくなれば、熱効率は上がる。原発の熱効率は火力より低く、30%程度。残りは廃熱となる。原発の規模を示す設備容量には、フル稼働時の電気出力が使われる。標準的な沸騰水型では110万kW、改良型沸騰水型では135万kW。最新の加圧水型は120万kW。2007年3月末の日本の商業用原発は55基、総設備容量4958万kWで、米、仏に次いで世界3位。世界では国際原子力機関(IAEA)調べで06年12月末現在、435基3億6886万kWが稼働中で、建設中は28基。
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報
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出力
しゅつりょく
output
自然科学とくに工学分野でシステムから出てくるものすべてをいい、アウトプットともいう。電気工学においては、回路または装置から送り出される電圧、電流、電力のほか、たとえばラジオから出てくる音のように、機器から送り出されるものを出力という。コンピュータに代表される情報工学の分野では、(1)データ処理の結果、出てくるデータあるいは情報、(2)コンピュータから外部の装置へ送り出されるデータ、(3)コンピュータのモニターの表示(画面出力)やプリンターからの印刷物(印刷出力)などをいう。
[布施 正・吉澤昌純]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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出力
ディスプレイで画面表示、プリンタで印刷、スピーカーから音を出すなど、パソコンからいろいろな形でデータを外に出すことです。こうした機器をまとめて「出力機器」と呼ぶこともあります。無線で電波を出したり、通信でデータを送信することを出力と呼ぶ場合もあります。
⇨インターフェース、データ、入力
出典 (株)朝日新聞出版発行「パソコンで困ったときに開く本」パソコンで困ったときに開く本について 情報
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普及版 字通
「出力」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の出力の言及
【仕事率】より
…出力,工率ともいう。定常的にエネルギーの供給を受けて作動する機械,または機関などが,外部に対し時間的に一定の割合でする仕事を表す量。…
※「出力」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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