化学辞典 第2版 「ペニシリナーゼ」の解説
ペニシリナーゼ
ペニシリナーゼ
penicillinase
EC 3.5.2.6.ペニシリンやセファロスポリン分子内のβ-ラクタム環のアミド結合を加水分解する反応を触媒する酵素.各種の微生物に広く分布する.Bacillus cereusなどから結晶状に得られ,分子量3.2×104~5×104,熱に対して不安定である.ペニシリン類の加水分解生成物は,一般にペニシロン酸(penicilloic acid)とよばれる.[CAS 9001-74-5]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報