ボタンアオサ(読み)ボタンアオサ(その他表記)Ulva conglobata

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ボタンアオサ」の意味・わかりやすい解説

ボタンアオサ(牡丹石蓴)
ボタンアオサ
Ulva conglobata

緑藻類アオサ目アオサ科の海藻。高潮線付近の岩上に点々と着生する。藻体は葉状体が八重咲きの花びらを集めたような塊になり,径2~4cmとなる。基部は硬く,上部は軟らかで淡緑色を呈している。日本沿海各地にみられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のボタンアオサの言及

【アオサ】より

…種類が多く,日本の沿岸だけでも約10種が生育する。体形は種類によって異なり,幅の広い葉状の体に多数の小穴があいたアナアオサU.pertusa Kjellm.(イラスト),穴が大きく生長して体が網目構造を呈するアミアオサU.reticulata Fors.,穴は少ないかまたはほとんどなく,全形がササの葉の形を呈するナガアオサU.arasakii Chihara,体が八重咲きの花弁のように重なり合うボタンアオサU.conglobata Kjellm.などがある。生殖は春から夏にかけてが多く,2本の鞭毛をもつ雌雄の配偶子による有性生殖と,4本の鞭毛をもつ遊走子による無性生殖とがある。…

※「ボタンアオサ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む