ボタンアオサ(読み)ボタンアオサ(その他表記)Ulva conglobata

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ボタンアオサ」の意味・わかりやすい解説

ボタンアオサ(牡丹石蓴)
ボタンアオサ
Ulva conglobata

緑藻類アオサ目アオサ科の海藻。高潮線付近の岩上に点々と着生する。藻体は葉状体が八重咲きの花びらを集めたような塊になり,径2~4cmとなる。基部は硬く,上部は軟らかで淡緑色を呈している。日本沿海各地にみられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のボタンアオサの言及

【アオサ】より

…種類が多く,日本の沿岸だけでも約10種が生育する。体形は種類によって異なり,幅の広い葉状の体に多数の小穴があいたアナアオサU.pertusa Kjellm.(イラスト),穴が大きく生長して体が網目構造を呈するアミアオサU.reticulata Fors.,穴は少ないかまたはほとんどなく,全形がササの葉の形を呈するナガアオサU.arasakii Chihara,体が八重咲きの花弁のように重なり合うボタンアオサU.conglobata Kjellm.などがある。生殖は春から夏にかけてが多く,2本の鞭毛をもつ雌雄の配偶子による有性生殖と,4本の鞭毛をもつ遊走子による無性生殖とがある。…

※「ボタンアオサ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む