出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
維管束をもつ植物体は、マツバランのようなわずかな例外を除いて茎・葉・根の器官が明瞭(めいりょう)に分化していて、これらを茎葉体というのに対して、維管束をもたない植物体は、多細胞であっても組織分化が少なく、器官分化はないか、またはあっても不明瞭であるため、これらを葉状体という。ただし、蘚類(せんるい)や車軸藻類などは、維管束がないにもかかわらず明瞭な器官分化を示すので、これらは葉状体と茎葉体との中間的なものとも考えられる。
[福田泰二]
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
…コケ植物や藻類でも,植物体のうち平面的な構造を葉ということがあるが,維管束植物の葉と相同の器官ではない。コケや藻類の植物体を葉状体ともいうが,コケなどの葉は,形態学的に厳密にいえば葉的器官というべきものである。
[形状]
葉にはさまざまの形のものがある。…
※「葉状体」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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