ポドゾルかさよう
ポドゾル化作用
podzolization
土壌表層において最も移動しにくいFeやAlまでが溶脱(eluviation)し,下層に移動集積(illuviation)する土壌生成作用。この作用で,溶脱層(E層)とその下位の黒褐色ないしは赤褐色の集積層(Bs層)が形成され,溶脱が顕著な場合は灰白色を呈する。一般に,分解の悪い粗腐植層で生成されたフルボ酸を主とする有機酸が鉱物を溶解し,遊離したFeやAlと可溶性のキレート化合物を形成して,下方に移動・集積させる機構が広く受け入れられている。移動した物質は集積層で粘土鉱物や非晶質鉱物を作り沈積する(集積作用)。ポドゾル化作用は石英質の砂質母材の土壌で発達しやすい。また寒帯~熱帯まで,緯度や高度とは無関係に進行する。
執筆者:松井 健・吉永 修一郎・吉田 孝紀
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
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岩石学辞典
「ポドゾル化作用」の解説
ポドゾル化作用
ポドゾル性土壌が形成される作用.この作用によって鉄,アルミニウム,有機性物質が下向きに移動してA層位が溶脱され,これらはB層位に集積する[U. S. Dept. Agricalture : 1938, Birkeland : 1974].
出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内のポドゾル化作用の言及
【ポドゾル】より
…その結果A0層の下にケイ素に富んだ灰白色の漂白層(A2層)が形成されると同時に,さらにその下方に暗い鉄さび色を呈する鉄,アルミナの集積層(Bs層)または腐植の集積層(Bh層)が顕著に発達する。このような過程を〈ポドゾル化作用〉といい,一般に多少ともポドゾル化作用を受けている土壌を〈ポドゾル性土〉と呼ぶ場合が多いが,ソ連の分類体系ではA0層の直下にA2層があるものをポドゾルと呼び,A0層とA2層の間に腐植と無機質母材がよく混合されたA1層が存在するものをジョールン・ポドゾル性土として区別し,両者をまとめてポドゾル性土と呼んでいる。ポドゾルは強酸性反応を示し,養分が極度に欠乏しているため,肥沃度はきわめて低い。…
※「ポドゾル化作用」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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