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作用 サヨウ

デジタル大辞泉の解説

さ‐よう【作用】

[名](スル)
他のものに力を及ぼして影響を与えること。また、その働き。「太陽熱は植物の生育に作用する」「薬の副作用」「相乗作用
生物が生存していくための心身の働き。「消化作用」「心理作用
二つの物体の間で、一方が他方に加えた力。
フッサール現象学で、なんらかの対象を志向する意識の働き

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典 第2版の解説

さよう【作用 action】

一般に二つの物体の間に力が働いているとき,その力によって一方が他方に及ぼす影響,またはそれによって生ずる変動のことを作用という。広義には物体に限らず物質や波動の構成成分間,また物理現象のみならず化学反応現象に関しても,さらには心理現象や社会現象においても相互の間に働く力の結果という意味で作用という言葉が用いられる。物理現象としての作用が定量化されるためには,例えば物体間の距離の関数として力が具体的に表され,その力によって動かされる物体の運動法則(運動方程式)の中においてそれが定量的に示されることが必要となる。

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大辞林 第三版の解説

さよう【作用】

( 名 ) スル
他に力や影響を及ぼすこと。また、そのはたらき。 「触媒として-する」 「人体に及ぼす-」
心身のいとなみ。はたらき。 「消化-」 「心理-」
〘物〙
二つの物体の間に力がはたらいているとき、一方にはたらく力。他方にはたらく力は反作用という。
物体および場に及ぼされる種々のはたらき。化学作用・熱作用など。
エネルギーと時間との積に等しい次元をもち、最小作用の原理が適用される物理量。作用量。
〘哲〙 ブレンターノの心理学やフッサールの現象学で、意識の対象志向的なはたらきをいう。意識作用。心的作用。

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世界大百科事典内の作用の言及

【変分原理】より

…〈重力のもとで質点がある2点間を運動するとき,その所要時間が最短であるような軌道はどのように定められるか〉,というベルヌーイの問題から数学上の一分科としての変分法が始められたが,もし現実に質点の軌道がそのような条件,すなわち〈最短到達時間〉によって定まるのであれば,それは一つの運動法則とみなされよう。事実,歴史的には18世紀から19世紀にかけて,変分法が役割を果たす形式によりニュートンの運動法則を書き換えようとする試みが多く現れており,その代表的なものにダランベールの原理,最小作用の原理ハミルトンの原理がある。一般的に,物理的な現象を法則として述べるのに関与するある基本スカラー量があって,これを最小にするという条件から法則が導かれる場合,この法則の記述の仕方を変分原理と呼んでいる。…

※「作用」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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