…単音明りょう度が80%程度あれば,冗長性があるふつうの会話での文章了解度はほぼ100%満たされる。
[ラウドネスloudness]
受話音量の大きさに着目した評価法である。これは人間の耳の特性をも考慮した受聴音の感覚的な強さの尺度として定められた感覚レベルの一種であり,伝送特性がある程度以上良好な一般の通信系では,受話音量が大きいほど通話品質としては優れていると判断できる。…
… 電話網の場合を例にあげて説明すると,電話伝送の目的は会話内容を相手に十分によく伝達することである。この会話のよく聞こえる度合を数量化したものが通話品質であり,単音の正聴率で測った単音明りょう度,受話音量の大きさで測ったラウドネス,主観評価法で自然度を測ったオピニオン評点などいくつかの測度で定量化される。この通話品質をあらかじめ所定の規格として定めたうえで,これを満足するように電話網が設計される。…
※「ラウドネス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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