ルポイド肝炎(読み)ルポイドかんえん(その他表記)lupoid hepatitis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ルポイド肝炎」の意味・わかりやすい解説

ルポイド肝炎
ルポイドかんえん
lupoid hepatitis

類狼瘡肝炎ともいう。自己免疫によって起る肝障害の代表的なもの。進行性肝病変が存在すること,血液中に自己抗体が出現すること,全身症状が出ることが,診断の3主徴として重視される。コルチコステロイド剤が有効。

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世界大百科事典(旧版)内のルポイド肝炎の言及

【肝炎】より

…肝臓の炎症性疾患。肝炎と名がつく肝臓の疾患には,ウイルス性肝炎(急性肝炎),劇症肝炎,慢性肝炎,ルポイド肝炎,アルコール性肝炎や薬物性肝炎などがある。肝炎は,(1)肝細胞の変性,壊死(肝細胞の破壊),(2)肝細胞の機能障害,(3)間葉系反応(細胞浸潤や繊維増生),(4)胆汁鬱滞(うつたい)(胆汁の排出障害,黄疸)などの組織変化の組合せで起こる。…

※「ルポイド肝炎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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