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自己免疫 じこめんえき autoimmunization

8件 の用語解説(自己免疫の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

自己免疫
じこめんえき
autoimmunization

自己の体内に常在している物質に対して生じる免疫現象。従来,免疫は異質あるいは体外のものに対してだけ発生する生物現象とされていたが,自分自身の眼の水晶体蛋白や血球などを抗原とし,それに対して自己抗体ができることのあることが認められて,潰瘍性大腸炎やアレルギー性脳炎などを自己免疫病と解釈する考え方が生れてきた。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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知恵蔵2015の解説

自己免疫

免疫は通常、体外からの物質に対して起こり、自己物質に対しては免疫応答が起こらないとされている。しかし、何らかの理由により免疫系の異常が起こると、自己物質に対しても抗体が作られて抗原抗体反応が生ずる。その結果、様々な組織障害も起きてくる。これを自己免疫病と呼び、要因はいろいろ考えられている。自己免疫病の代表例としては、様々な膠原病(全身性エリテマトーデスなど)、関節リウマチ、橋本病、バセドー病自己免疫性溶血性貧血、急性糸球体性腎炎、重症筋無力症、ある種の糖尿病、悪性貧血などがある。

(今西二郎 京都府立医科大学大学院教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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デジタル大辞泉の解説

じこ‐めんえき【自己免疫】

なんらかの原因で自己の体の構成成分に対して起こる免疫反応。→自己免疫疾患

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監修:松村明
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編集協力:曽根脩
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百科事典マイペディアの解説

自己免疫【じこめんえき】

生体が自らの体を構成する成分に免疫反応を起こす現象。すなわち自己成分に対する抗体がつくられたり,細胞性免疫反応が起こること。正常な状態では自己成分に免疫反応は起こらないが,何らかの原因によって免疫系に異常が起きると自己免疫が起き,その結果,自己免疫疾患が発症する。
→関連項目膠原病重症筋無力症リウマチ熱

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栄養・生化学辞典の解説

自己免疫

 自己の抗原に対して抗体ができる現象で,その結果,抗原により特徴のある症状が現れる.

出典|朝倉書店
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家庭医学館の解説

じこめんえき【自己免疫】

 からだの健康を守る免疫系は、外からからだのなかへ侵入してきたウイルスや細菌などの異物(非自己)に対してはたらき、からだを防御しますが、生まれながらからだのなかにある物(自己)に対しては働かないのが原則です。
 ところが、自己を非自己と認識して免疫系が働いてしまうことがあります。これを自己免疫と呼び、この非自己に由来する抗原物質に対しBリンパ球が反応していろいろな抗体(自己抗体)をつくり出し、一方ではこの抗原に刺激されてTリンパ球が作動しはじめます。そして、抗原性を示す細胞が活性化されたTリンパ球の標的として直接あるいは抗体を介して攻撃を受け、細胞が破壊されて病気がおこってくることがあります。この病気を自己免疫疾患といい、肝臓を場として自己免疫反応がおこった病気が自己免疫性肝疾患です。

出典|小学館
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世界大百科事典 第2版の解説

じこめんえき【自己免疫 autoimmunization】

生体は通常,自己の構成成分(自己抗原)に対しては免疫応答を示さず,免疫学的恒常性が保たれている。このような恒常性は自然免疫寛容と呼ばれている。この寛容状態が破れて,自己抗原と反応する抗体やリンパ球が生じてくることがある。このような現象を自己免疫と呼び,それが引金となって起こってくる病気を自己免疫疾患と呼んでいる。表に代表的な自己免疫疾患を挙げる。全身性の自己免疫疾患は,古くは結合組織の増生を特徴とする膠原病(こうげんびよう)という範疇(はんちゆう)に入れられていた。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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大辞林 第三版の解説

じこめんえき【自己免疫】

何らかの原因で自分自身のタンパク質に対する抗体が産生されること。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

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