世界大百科事典(旧版)内のロッキードF104の言及
【自動飛行制御システム】より
…そして,従来用いられていた自動操縦装置は,そもそも操縦者の疲労を軽減することを目的としたもので,所望の姿勢,高度,速度の保持,上昇下降角,針路,つり合い旋回の選択,トリム(重心まわりのつり合い)維持などの機能をもっていたが,この装置では解決できない問題が生じてきたのである。その典型的な例は,日本の航空自衛隊でも使ったロッキードF104戦闘機である。この機体は超音速から亜音速に入って,とくに着陸姿勢において,主翼の空力中心が移動するために生ずる激しい機首上げモーメントによる事故が頻発した。…
※「ロッキードF104」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」