ローマン体(読み)ローマンタイ

デジタル大辞泉 「ローマン体」の意味・読み・例文・類語

ローマン‐たい【ローマン体】

ローマン

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のローマン体の言及

【活字】より

…グーテンベルクの作った初期の活字が,当時の写字師が書いた〈黒い文字black letter〉そのままの字体であったのもそのためである。一方,ルネサンスの中心地イタリアのフィレンツェでは,中世封建時代の遺物である〈黒い文字〉に代わって,明るく読みやすい新字体が採用され,これを土台にして1470年ころベネチアでジェンソンNicolas Jenson(1420‐80)によってローマン体が完成された。以後もローマン書体の改良が進められ,18世紀の末期から19世紀の初期には,フランスのディド一家,イタリアのボドニCaveliere Giambattista Bodoni(1740‐1813)らの優れた技術によってモダンローマン書体の基礎が作られた。…

※「ローマン体」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

春闘

春の時期に労働組合が一斉に賃上げ、労働条件の改善に関する交渉を行なうこと。欧米では、産業別に強力な労働組合が存在し、それらが労働条件改善への闘争を繰り広げて成果を得てきた。だが、日本では企業ごとに労働...

春闘の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android