アビラの城壁(読み)アビラのじょうへき

世界の観光地名がわかる事典 「アビラの城壁」の解説

アビラのじょうへき【アビラの城壁】

スペインの首都マドリード西北西約87kmの位置にある都市アビラ(Avila)旧市街を取り囲む市壁。アビラは、グレドス山脈の峰々を望む標高1130mにある都市で、スペインでは最も高い場所にある都市として知られている。この市壁は11世紀に、町に住むキリスト教徒イスラム教徒の攻撃を防ぐために建設した、全長2500m、高さ12m、幅3mの茶色い花崗岩(かこうがん)を積み上げたもので、約25mおきに88の塔があり、9つの門がある。こうした城塞都市はスペイン各地につくられたが、アビラほど城壁が良好に保存されている都市は少ない。アビラまでは、マドリードのアトーチャとチャマルティンの各鉄道駅から所要時間約2時間ほどである。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

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