アレート

デジタル大辞泉 「アレート」の意味・読み・例文・類語

アレート(〈フランス〉arête)

主として氷河浸食による鋭い岩尾根。やせ尾根鎌尾根。グラート。リッジ

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精選版 日本国語大辞典 「アレート」の意味・読み・例文・類語

アレート

〘名〙 (arête) 主として氷河の浸食による鋭い岩尾根。やせ尾根。鎌尾根。グラード。リッジ。〔登山技術(1939)〕

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世界大百科事典(旧版)内のアレートの言及

【カール】より

…形態が円形競技場(ラテン語circus)に似ており,英・仏語ではcirqueという。圏谷が背中合せとなる稜線はぎざぎざなやせ尾根(ナイフ・リッジ)となり,グラートGrat,アレートarêteなどと呼ばれる。三つ以上の圏谷に囲まれた山頂は角錐形となり,ホルンと呼ばれる。…

【氷河地形】より

…カール底はほぼ雪線の高さに形成されるので,氷期に形成された圏谷底高度から当時の雪線高度を推定することができる。急なカール壁を両側にもつ稜線は瘦せ尾根(アレートarête(フランス語)あるいはグラートGrat(ドイツ語))となり,三方からカール壁に囲まれるところには,マッターホルンで有名なホルンHorn(ドイツ語)あるいはエギーユaiguille(フランス語)と呼ばれる鋭峰が形成される。 カール底から下流部へは横断面形がU字形をした氷食谷(U字谷)が続く。…

※「アレート」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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