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インプラント治療 いんぷらんとちりょう

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知恵蔵2015の解説

インプラント治療

歯が失われた場合などに、歯科で行われている治療法の一つ。顎(あご)の骨に埋まった歯根骨(しこんこつ)の代わりにフィクスチャーと呼ばれる人工歯根を埋め込み、間にアバットメントと呼ばれる支持連結部を付けて人工歯冠をかぶせる方法で、構造的に天然の歯に近いため、ブリッジや義歯よりも自然な噛(か)みごたえを回復することができる。
保険は適用されないが、歯科医であれば誰でも施術でき、患者のニーズも高まっていることから近年、施術件数は増加している。費用は術式や歯冠の種類などにもよるが、歯1本あたり40万円前後から。
各パーツの素材や施術法の改良により、見た目に自然で美しい歯をつくれるようになってきている一方で、歯科医の診断技術や施術スキルの不足や感染管理の甘さなどから引き起こされるトラブルの報告もある。再治療が必要になるケースとしては、術後、長期にわたって違和感が続いている、歯冠やフィクスチャーが脱落した等が挙げられる。死亡につながる重大なリスクとしては、術中に口腔(こうくう)内の動脈を傷つけ出血を招く、施術中に感染が起こり急性心疾患をきたすといったことなどが想定される。糖尿病や心疾患など全身的な基礎疾患を持っている場合などには、施術できないこともある。
また、インプラントであっても日々のブラッシングや定期的なメンテナンスを怠れば歯周病に罹患(りかん)して歯が脱落するリスクはある。喫煙もまた、インプラント脱落の重大なリスクとなる。
なお、インプラントとは、医療分野では「埋め込み」「移植」を意味し、ここで説明した歯科治療の他に人工関節人工血管などを埋め込む治療を指すこともある。歯科治療のインプラントを示すために、口腔インプラント、デンタルインプラントと呼ぶこともある。

(石川れい子  ライター / 2012年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

インプラント治療

歯が抜けたあごの骨に金属の人工歯根を埋め、その上に義歯をかぶせる。入れ歯と違い天然の歯と同じようにかめるうえ、見た目も自然。60年代から欧米で普及した。国内では、日本口腔インプラント学会が最も権威がある。そのほか、メーカー主宰や、歯科医の研究会から発展した学会など、数多くの学会が独自の認定医資格を与えている。世界最大規模の学会は米国のICOI(国際口腔インプラント学会)。欧州では、DGZIなどドイツの3団体が大組織として知られる。海外の学会と提携する国内学会では、AIAIやICOI日本支部などがある。

(2009-01-12 朝日新聞 朝刊 1総合)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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デジタル大辞泉の解説

インプラント‐ちりょう〔‐チレウ〕【インプラント治療】

歯の抜けた顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯を固定する治療方式。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
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