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エコフィード えこふぃーど Ecofeed

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知恵蔵2015の解説

エコフィード

食品残渣(ざんさ)を原料として作られた家畜の飼料。輸入依存度の高い飼料の一部を、食品資源を再利用して賄うことで、飼料自給率の向上が見込める。「エコフィード」は、「エコロジカル(環境にやさしい)」や「エコノミカル(節約する)」の「エコ(eco)」と、「飼料(feed)」から成る造語で、配合飼料供給安定機構の登録商標
食品残渣には、食品製造過程で発生するビールかすや豆腐かすなどの副産物の他、売れ残りのパンや弁当などの余剰食品、調理に伴い発生する調理残渣などがあり、減量化が課題になっている。一方、飼料は、国内自給率が25%(2010年度概算)と低く、食料自給率を下げる一因になっていた。中でも、主に養豚や養鶏に利用されるトウモロコシなどの濃厚飼料は、11%(同)しかない上に、近年はバイオ燃料需要や異常気象などにより飼料穀物の安定調達が難しくなり、畜産経営への影響が懸念されている。食品残渣の飼料化は、残渣の減量と飼料の国産化を図りつつ、飼料費を低減させる取り組みとして推進されてきた。農林水産省の推計では、国内の食品産業から排出される残渣は年間1134万トンで、このうち60%が再生利用されており、その35%が飼料化だった(いずれも2007年度)。
飼料自給率の向上は、「食料・農業・農村基本計画」で重要な政策課題として位置づけられ、15年度に粗飼料100%、濃厚飼料14%の自給率を達成することが目標として掲げられている。エコフィードは、濃厚飼料の自給率向上の取り組みの一環として推進されており、各地で地元の食品企業と畜産農家の連携が進められている。09年にエコフィード認証制度を設け、11年にはエコフィード利用畜産物認証制度を開始し、食品残渣の飼料化とエコフィードの利用を推進している。

(原田英美  ライター / 2011年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

エコフィード

環境に優しい「エコ」と、飼料を意味する英語「フィード」を合わせた造語。食品廃棄物を減らし、輸入穀物の代わりに使うことで飼料の自給率アップにつながるとして国も普及に力を入れている。農林水産省によると、2013年度のエコフィード製造数量はトウモロコシ約135万トン分(年間輸入量の約1割)に相当。03年度から倍以上に増えている。愛媛県でミカン、香川県でオリーブの搾りかすを飼料に加えるなどしてブランド牛を育てる動きもある。

(2015-06-11 朝日新聞 朝刊 広島1・2地方)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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