オリュンポス十二神(読み)おりゅんぽすじゅうにしん

世界大百科事典内のオリュンポス十二神の言及

【ギリシア神話】より

…神話の中で重要な地名は歴史時代より,むしろミュケナイ時代の勢力配置に符合するし,また,この時代末期の粘土板文書である線文字Bが近年解読され,一番遅くギリシアに到来したと考えられてきたディオニュソス神を含む主要な神々の名がそこに読み取られたからである。ところで神名についてみると,いわゆるオリュンポス十二神のうちで現在確実にインド・ヨーロッパ語として解釈できるのは〈日中の光〉〈大空〉を意味する語に由来するゼウスだけであり,いかにもギリシア的な光明神アポロンさえギリシア語としては解釈できず,したがって大方の神名は先住民より受け取ったものと考えざるをえない。まとまった物語を見ても,デウカリオン夫婦を除く全人類を滅亡させた大洪水神話は〈ノアの方舟〉と同工異曲であって,地理的条件からギリシア本来のものとは考えられず,やはりメソポタミア起源であろう。…

【ゼウス】より

…そこで3兄弟がくじを引くと,ポセイドンの海,ハデスの冥界に対して,ゼウスは天界の支配権を引きあて,ここに世界の3代目にして最終的な覇者ゼウスが誕生したという。こののちゼウスとその一党は,天に最も近いオリュンポス山の頂に宮居を構えて常磐(ときわ)の世を送ることになるが,普通,ゼウスとその兄姉のポセイドン,ヘラ,デメテル,ヘスティアに,ゼウスの子として生まれたアテナ,アフロディテ,アポロン,アルテミス,アレス,ヘファイストス,ヘルメスを加えたものを〈オリュンポス十二神〉と呼ぶ。なお,ここで最後の7神のうち,ゼウスが正妻ヘラによって得た子はアレスとヘファイストスだけで,しばしばヘスティアに代えて十二神に列せられるディオニュソスも,ゼウスと人間の女セメレの子である。…

※「オリュンポス十二神」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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