化学辞典 第2版 「キサンチル酸」の解説
キサンチル酸
キサンチルサン
xanthylic acid
xanthosine 5′-phosphate.C10H13N4O9P(364.21).キサントシンのヒドロキシ基の一つにリン酸基のついた化合物の総称.リン酸基の結合部位により3種類の異性体が存在する.5′-キサンチル酸(XMP)はIMPより生成され,GMP生合成の中間体として組織中に存在する.λmax 248,278 nm.3′-異性体は融点200 ℃(ブルシン塩).-61.7°(水酸化ナトリウム水溶液).[CAS 21089-32-7:3′-キサンチル酸]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報