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クレメンチュグ Kremenchug

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

クレメンチュグ
Kremenchug

ウクライナ中部,ポルタバ州の都市。州都ポルタバの南西約 100km,ドネプル川中流部にのぞむ河港都市で,プショル川流入点近くにある。 16世紀に要塞として建設。付近に鉄鉱山があり,ドネプル工業地帯の北部を形成。鉄鋼,大型トラック,鉄道車両,コンバイン,鉱山用機械,石油精製などの工場があり,織物,たばこ,製靴などの工業も盛ん。 A. S.マカレンコ博物館がある。ハリコフとキロボグラードを結ぶ鉄道が通る。市のすぐ上流にクレメンチュグ人造湖と発電所がある。人口 24万 1000 (1991推計) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

クレメンチュグ
くれめんちゅぐ
Кременчуг Kremenchug

ウクライナ中東部、ポルタバ州の都市。人口23万4000(2001)。ドニエプル川中流に面して位置し、河港があり、ポルタバ、ハリコフなどへの鉄道に沿う。市は16世紀後半におこり、ドニエプル・コサックの根拠地となった。19世紀に食品加工業がおこり、ドニエプル川の水運とともに盛況をみた。重工業も多く立地し、自動車(12トン積みトラックなど)、コンベヤー設備、石油化学、鉱山用機械類、食品(食肉、乳酪製品、ウォツカなど)、皮革、工芸品、家具、トリコット製品など、幅広い部門の生産活動が行われる。研究教育施設では、ハリコフ自動車道路総合技術研究施設、鉱山、機械、鉄道輸送、民間航空、薬学などの学校が置かれている。
 市の上流でドニエプル川をせき止めるダムと堰堤(えんてい)に付属したクレメンチュグ水力発電所が、1960年に完成した。堰堤の長さ11.3キロメートル、堰堤部での満水深17メートル、平均水深6メートル、貯水池の長さ185キロメートル、最大幅30キロメートルである。発電能力は62.5万キロワット。市にはマカレンコ博物館がある。[渡辺一夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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