テート,Harry(読み)てーと

世界大百科事典(旧版)内のテート,Harryの言及

【ミュージック・ホール】より

…出し物は親しみやすくて感傷的であったりコミカルであったりする歌や踊り,滑稽なコントなどが中心であったが,ときには奇術,アクロバット,本格的なバレエ,動物の芸なども加えられた。出演者はそれぞれ得意の芸をもち,例えばマリー・ロイドMarie Lloydは下町風できわどい歌,小男のリトル・ティッチLittle Tichは巨大な長靴をはいた踊り,ベスタ・ティリーVesta Tilleyは男装,ハリー・テートHarry Tateは種々のスポーツやゲームに関するコントで知られた。第1次大戦ころからラジオや映画に押されて衰え始め,その後テレビの普及で完全に消えてしまったが,ミュージック・ホール風の芸はイギリスのパントマイムやミュージカルに伝えられている。…

※「テート,Harry」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

負けるが勝ち

イギリスの詩人,作家 O.ゴールドスミスの喜劇。5幕。 1773年コベントガーデン劇場で初演。初め『間違い続きの一夜』 The Mistakes of a Nightとして執筆。当時流行のセンチメンタ...

負けるが勝ちの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android