トゥル語(読み)トゥルご(英語表記)Tulu language

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トゥル語」の意味・わかりやすい解説

トゥル語
トゥルご
Tulu language

インド南部カルナータカ州の西海岸で話され,約 140万人の話し手をもつ言語ドラビダ語族に属する。

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世界大百科事典(旧版)内のトゥル語の言及

【ドラビダ語族】より

…これら諸語は,地域と言語の特徴とに基づいて,北部ドラビダ語,中部ドラビダ語,南部ドラビダ語の三つに大別される。まず南ドラビダ語には,南インドのタミル・ナードゥ州およびスリランカ北部のタミル語(4500万人),ケーララ州のマラヤーラム語Malayalam(2500万人),カルナータカ州のカンナダ語Kannada(3400万人)のほか,ニルギリ山中のトダ語(800人),コータ語(900人),クールグ地方のコダグ語(4万人),マンガロール周辺で話されるトゥル語Tulu(94万人)などがある。また中部ドラビダ語には,中央インドのクイ語Kui(50万人),クビ語(20万人),コラーミ語(5万人),ゴーンディ語Gondi(150万人)などが含まれるほか,ドラビダ語族中,最大の話者人口をもつテルグ語(アーンドラ・プラデーシュ州,4900万人)も含まれると考えられている。…

※「トゥル語」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」