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ドミノ肝移植 どみのかんいしょくDomino liver transplant

知恵蔵miniの解説

ドミノ肝移植

健康な人の肝臓の一部を病人に移植し、そこで取り出された病人の肝臓をより重い肝臓病の人に移植すること。移植が連続して行われるためこの名称がついた。1995年にポルトガルで初めて実施され、日本では99年7月に京都大学で行われたものが初。ドミノ肝移植はほとんどの場合、家族性アミロイドポリニューロパチー(FAP)に罹(かか)った人が肝移植を受けた時に、その人から摘出された肝臓を他の人に移植するという形で行われている。FAPに罹った人の肝臓を移植しても最短6年半~20年ほどは症状が出ないことから、より重篤な状態の人にとっては十分な効果が期待できるので、緊急避難的なFAP患者からのドミノ肝移植が多くなっている。2014年6月18日、国内で初めて小児に対するドミノ肝移植が行われた。自治医科大学にて、先天性代謝異常症メープルシロップ尿症」の女児(1歳)に父親の肝臓の一部が移植され、女児から摘出した肝臓を、国立成育医療研究センターで「プロテインC欠損症」の女児(1歳)に移植。同年8月25日に、手術の成功や、移植先の女児にメープルシロップ尿症は発症しないことなどが発表された。

(2014-8-27)

出典|朝日新聞出版知恵蔵miniについて | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ドミノ肝移植
どみのかんいしょく

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

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