パーサビアランス(読み)ぱーさびあらんす(その他表記)Perseverance

知恵蔵mini 「パーサビアランス」の解説

パーサビアランス

米航空宇宙局(NASA)の火星探査車「マーズ2020」の愛称。英語で「忍耐」や「不屈の精神」を意味する。車両は小型車ほどの大きさで、19台のカメラ、2台のマイク、7台の科学機器、ロボットアームなどを備え、小型ヘリコプター「インジェニュイティ」を搭載している。2012年に火星着陸した探査車「キュリオシティ」の後継機にあたり、20年7月に打ち上げられ、21年2月、火星への着陸に成功した。以後、約680日間にわたって火星の地表を探査し、生命が存在した痕跡を探すほか、土壌サンプルの採取、地球以外の惑星では初となる小型ヘリコプターの飛行試験など、将来の有人探査に向けた調査や実験が予定されている。

(2020-2-25)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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