ベッカー,G.S.(読み)べっかー

世界大百科事典(旧版)内のベッカー,G.S.の言及

【教育の経済学】より

…教育の労働者の質を高める効果は,19世紀の経済学者,たとえばJ.H.vonチューネンやA.マーシャルらが注目していたが,第2次大戦後,経済発展が各国の関心事になるにつれて教育の経済的効果が再認識され,1960年代に入ってから教育の経済学は急速な展開をみるに至った。代表的な論者はT.W.シュルツとベッカーGary Stanley Beckerである。教育が人間の潜在的能力を開発し,高度の教育を受けた労働者がそうでない労働者に比べて高い経済活動能力をもつことは経験的には明らかであるが,具体的にどのような能力を高めるかは,職業教育についてはともかく,普通教育については必ずしも明らかではない。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」