ポートステートコントロール(読み)ぽーとすてーとこんとろーる(英語表記)port state control

知恵蔵の解説

ポートステートコントロール

外国船に対し、寄港国の政府が行う立ち入り検査。船舶には、国際条約によって船体の構造や設備を整えることのほか、必要な資格を有する船員を乗り込ませるなどの技術基準が課せられている。この義務を履行させるのは、船舶が登録されている国(旗国)の責務である。とはいえ、実際に航行している船舶の中には技術基準に適合しないものもあるため、寄港した外国船に対し寄港国の政府が立ち入り検査を行い、条約に定める技術基準に適合しているかどうかを監督できることが国際条約で定められている。寄港国は船舶に対し、欠陥があれば改善命令を出し、守られない場合は出港を差し止めることもできる。新潟港に入港する北朝鮮の万景峰号に対し、国土交通省はこれまで、繰り返しPSCを実施している。

(平栗大地 朝日新聞記者 / 松村北斗 朝日新聞記者 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

大辞林 第三版の解説

ポートステートコントロール【port state control】

外国籍の船舶が入港した際、寄港国がその船舶の構造・設備などについて条約などに定める基準に適合しているかを検査すること。外国船舶監督。 PSC 。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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