一つ身(読み)ヒトツミ

デジタル大辞泉 「一つ身」の意味・読み・例文・類語

ひとつ‐み【一つ身】

並幅の布1枚で後ろ身頃みごろを仕立てた乳児用の着物。後ろの中央に背縫いがない。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の一つ身の言及

【子ども服】より

…小袖の時代には,体温の発散や付紐を通すのに便利な八つ口をつけた脇明(わきあき)や,袖振のある振袖を幼若年の衣服とした。子どもの着物には成長にしたがって,一つ身裁ち(約3歳まで),三つ身裁ち(3~5歳くらい),四つ身裁ち(4,5歳から10歳くらいまで)がある。これらを小裁(こだち),中裁(ちゆうだち)ともいう(着物)。…

【和裁】より

…帯はかがるだけで締められる袋名古屋(八寸名古屋),芯をいれて仕上げる九寸名古屋や袋帯がある。おとなの本裁(ほんだち)に対し,子ども物には1歳用一つ身,2~3歳用三つ身(小裁),4~8歳用四つ身,9~12歳用の五つ身と裁ち方で呼ばれる用布がある。(2)寸法 子ども,男,女と一定の規準があり,これを標準寸法という。…

※「一つ身」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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