一力茶屋(読み)イチリキヂャヤ

デジタル大辞泉 「一力茶屋」の意味・読み・例文・類語

いちりきぢゃや【一力茶屋】

浄瑠璃仮名手本忠臣蔵かなでほんちゅうしんぐら」の七段目通称

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精選版 日本国語大辞典 「一力茶屋」の意味・読み・例文・類語

いちりきぢゃや【一力茶屋】

  1. 浄瑠璃「仮名手本忠臣蔵」の七段目の通称。

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世界大百科事典(旧版)内の一力茶屋の言及

【祇園】より

…こうして茶屋,水茶屋,旅籠屋などに芝居町を合わせて,一大遊興地帯となった祇園の繁盛は,公許の島原遊廓をしのぐほどになった。祇園豆腐や祇園香煎(こうせん)などの名物も生まれ,〈一力茶屋(いちりきぢやや)〉として《仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゆうしんぐら)》に登場して人口に膾炙(かいしや)した〈万亭(まんてい)〉のような茶屋もある。明治になって祇園は甲部と乙部に分かれ,膳所裏(せぜうら)と呼ぶ一区域を除いた祇園甲部は,日本で最も格式の高い花街とされ,その温習会である〈都をどり〉は陽春の京都の景物となっている。…

※「一力茶屋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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