世中は三日見ぬ間の桜かな(読み)よのなかはみっかみぬまのさくらかな

精選版 日本国語大辞典 の解説

よのなか【世中】 は 三日(みっか)(み)ぬ間(ま)の桜(さくら)かな

  1. (桜の花がすぐに散るように)世の中の移り変わりの激しいことをたとえていう。

世中は三日見ぬ間の桜かなの補助注記

蓼太句集」にある「世の中は三日見ぬ間に桜かな」に基づくが、蓼太の句は、いつの間にか桜が咲いていたということを詠んだものである。しかし、それが「三日見ぬ間の」と誤伝されて、世の中を三日見ない間に散ってしまう桜にたとえる意となった。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android