中能島松仙(読み)ナカノシマ ショウセン

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「中能島松仙」の解説

中能島 松仙
ナカノシマ ショウセン


職業
箏曲家

肩書
山田流中能島派家元(3代目)

本名
佐野 千里

生年月日
明治26年

出生地
神奈川県

経歴
中能島松声の長男の妻・中能島喜久に師事してその芸養子となる。大正3年中能島派の3代目家元を継承

没年月日
昭和3年 2月8日 (1928年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「中能島松仙」の解説

中能島 松仙
ナカノシマ ショウセン

明治・大正期の箏曲家 山田流中能島派家元(3代目)。



生年
明治26(1893)年

没年
昭和3(1928)年2月8日

出生地
神奈川県

本名
佐野 千里

経歴
中能島松声の長男の妻・中能島喜久に師事してその芸養子となる。大正3年中能島派の3代目家元を継承。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の中能島松仙の言及

【猩々】より

…(5)一中節および山田流箏曲,清元の曲名 一中節は,1855年(安政2)8月,真国作詞,都一静作曲。山田流箏曲には3世中能島松仙が移曲。また,高谷伸が補筆して3世清元梅吉が清元に移曲したものは,1954年4世井上八千代が振り付けた舞地として行われる。…

【中能島派】より

…山田流箏曲の一派。家元としての芸姓は5代を数える。初代中能島(1838‐94)は,信州岩村田藩藩医中島昌庵の第3子として江戸に生まれる。幼名園太郎。失明後,小名木(おなぎ)検校松操一に入門,松勢一と名のる。1852年(嘉永5)検校に登官,中能島を姓とし,のちに松声と号する。明治箏曲界の長老として活躍,訓盲啞院(東京盲学校)の教官もつとめた。平曲もよくし,清元お葉,富本豊前太夫などとも交遊,富本との掛合《七福神》や,富本色の強い《伏見》などのほか,《雨夜の月》《松風》《松の寿》など名作を作曲。…

※「中能島松仙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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