事々抜書(読み)ことごとぬきがき

日本歴史地名大系 「事々抜書」の解説

事々抜書
ことごとぬきがき

一冊

原本 県立図書館東恩納寛惇文庫

解説 同治一二年に与那原親方良傑が明治政府へ提出した資料などをもとにまとめた琉球王府の地誌・記録。内容は御代記之事(天孫氏から尚育王まで)、唐御取合之事、大和御取合之事、寺院神社堂廟神職嶽相成之事、諸役場之事、地下諸離惣廻長横付并本地山野杣山潟坪高之事、御城惣廻并中城御殿御屋敷坪高且首里泊那覇久米村諸間切諸島村寄并廻付里数付之事、諸地頭所之事、間切より間切江之里積、国頭中頭島尻方宿次定、地下諸離湊広狭深浅之事、那覇より鹿児島迄現里積之事、同所より福州迄里積之事、戸数人員諸上納物杣山牛馬取立并仕分之事、御所帯給地年分米雑石御入高支配之事、国中産物出来高并諸間切諸島浮得諸雑物之事、御蔵并諸間切諸島貯方之事で構成されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android