二国間条約(読み)にこくかんじょうやく(英語表記)bilateral treaty

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「二国間条約」の意味・わかりやすい解説

二国間条約
にこくかんじょうやく
bilateral treaty

2ヵ国で締結する条約。二辺条約ともいう。正本を2通作成し,それぞれに両国全権委員が署名し,両国政府が1通ずつ正本を保管するのが普通である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の二国間条約の言及

【条約】より

…文書による国際法上の明示の合意で,国際法上の法律関係,権利義務を形成するもの。国際法上の黙示の合意は国際慣習として国際法上の権利義務を形成し,国際法の法源となるが,合意が明示のものであるときは条約として国際法の法源を構成する。この合意は,国家が当事者となるのが原則であるが,例外的に国際機構(国際連合など)が条約の当事者として認められる場合がある。国際社会の組織化に伴って,国際機構が当事者となって締結する条約の数が増加する傾向にある。…

※「二国間条約」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android